2011年2月22日火曜日

本邦、初公開!

みなさんへ

今日は、一休み。ボクシングを観たことがない人に贈ります。http://tubetw.it/110222001017390

フィリピンの選手で、世界最高峰の技術、スピード、パンチを持つ注目すべき選手です。
何がすごいかと解説しますと、相手の右のフックを受けながらそれを予想して最小限の「被害」にし、間髪いれず、カウンターで強烈な左フックを打つ、そのタイミングのよさです。

ここに防禦と攻撃の技術だけでなく、天性の勘のよさを感じます。お互い構え合っているところで相手側を打つというのは大変、むつかしいのです。自分もその距離に入ると殴られることを意味しますから。

浪人中、住まいの上にあったジムで、プロのボクサーとスパーリングをしたことがあります。勿論、私はまともな訓練は受けたことがなく、小さいころからの見よう見まねで対戦したのですが、相手は私が素人で、かつオーナーの息子と知らず、生意気ながきということで思いきり殴ってきました。

1ラウンドは「互角」でやりあったのが運のつき。2ラウンドはヘッドギア―を外してスパーリングを続けました。そこに強烈な右フックを叩きこまれ、そのまま頭からマットにもろに倒れこみました。後は気を失い、気が付いたら病院でした。

1週間、入院しました・・・

私の小さいころ、ベビーゴステロという天才、フィリピンボクサーがうちのジムの看板選手で、彼はフラッシュ・エロルデと対戦したことがあります。彼こそ、フィリピンの初代英雄です。

ベビー・ゴステロのことは城島充『拳の漂流ー「神様」とよばれたベビー・ゴステロの生涯』(講談社)をお読みください。その背景に、オーナーであった親父の「在日」の姿が垣間見れるはずです。

ゴステロは引退後、10人くらいのチンピラを相手にして素手で一瞬にして殴りたおした武勇伝の持ち主ですが、最後はやくざの用心棒のような存在になり、刀で顔を切られたりしたそうです。

当時、私は産経の記者だった城島さんのインタビューを受け、その記事が産経新聞で連載されました。本邦、初公開!
http://www.spopara.com/sp/feature/9912feature/jyojima991227-01.html



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崔 勝久
SK Choi

2011年2月21日月曜日

川崎の港湾・臨海部を考えるー(2)人工島・東扇島への橋の建設

先の(1)「基本的な視点の提示」(http://t.co/mmgLAI2)で記したように、川崎・横浜・東京は連合で京浜港として日本のハブ港になるべく申請し、今回民主党政権から選ばれました。「国際コンテナ戦略港政策」というものです。阪神と合わせ、これで日本の2大ハブ(拠点)港になります。

川崎が「国際コンテナ港」に相応しくなるため、港湾の拡大や整備に1000億円の予算が使われる(川崎は三分の一の負担)と誰もが思うでしょうが、しかしその半分以上は、実は人工島の東扇島と水江町をつなぐ橋建設に使われます。三カ年事業費として市長から提案されている130億円の予算のうち、100億円がこの橋の建設のため(設計を含めて)だそうです。

水江町には川崎駅からバスが通っていますが、そこから人口島・東扇島に渡るには海底トンネルしかなく、万が一のことを考えて市は、随分と前から国に東扇島と水江町をつなぐ橋を国の方で作るように申請していたとのことです。現在は、既存の海底トンネルの他はJFEのプラベート海底トンネルしかなく、東扇島に着く荷物は有料の高速道路(湾岸線)か、市の海底トンネルを通って産業道路に出るしかありません。産業道路がこれ以上混まないようにするという和解が公害闘争のときになされていて、水江町と東扇島間の橋ができれば問題になるはずです。或いはそれを避けるには、高速道路を無料化するしかありません。羽田空港の拡大を考えると、空港からわずか10分足らずで東扇島に着くルートはトラック業社としては無料で使いたいところでしょう。

しかし何故、その橋を車用のみに限定して、鉄道使用を考慮しなかったのでしょうか。かつてそのような計画があったとも聞き及びますので、ひょっとしたら費用の節約のために川崎・横浜・東京の連合体は車用の橋建設を申請したのかもしれません。もともと国に橋建設を申請して内諾を得ていた川崎市は、今回の「国際コンテナ戦略港政策」にハブ港となるべく申請する際に、スムーズな輸送を目的に橋建設を掲げ承諾されていたので、今度は堂々と国のお金で(市の負担は三分の一)、工事を進めることになるのです。念願成就というやつですね。

しかし何故、国や市は、輸送は鉄道をメインにするという決定をしなかったのでしょうか。鉄道にすれば車の数が激減し、排気ガスの問題もいい方向にいくのは確実であったのに、環境都市や炭酸ガスの削減を掲げながらどうして鉄道にシフトする決定をしなかったでしょうか、これは明らかに失政です。首長は勿論、各党派の責任は大きいと思います。

貨物用の東海道線は既にあり、水江町には貨物の取扱をする線路が既に設置されているので、やろうと思えば、高速道路(川崎では1メートル作るのに1億円と言われている)よりはるかに安い費用でできたはずです。3カ年事業で100億円の支出が予想されているので、恐らく完成までには橋の建設に川崎市は300億円以上の負担を強いられると思います。しかしながら、川崎市には地下鉄建設のための基金が200億円あります。これをぶちこみ、環境都市・川崎の一大方針と言い放ち、東京・横浜の承諾を得て改めて国に建設は鉄道輸送用と方針変更(ただし追加金額はすべて市が負担)の提案をしてほしいものです。

これだと、臨海部に関する事業はすべて反対、そのおかねを福祉に回せと言い続けてきた共産党も賛成に回るんではないでしょうか。また、環境都市・川崎の建設に反対する党は、自公民ともないものと思われます。要は、各党派とも、市のかなり前からの橋建設の動きを察知していながら、単純に賛成や反対の立場でいただけで、50年後の川崎のことや車公害の削減を本気で考えてこなかったものと思われます。もし研究してきたというのならば、各党派ともその報告書を発表ください。

過日、(財)東京経済研究所の報告書の発表会がありましたが、その際も、水江町と東扇島間の橋建設が港湾拡大の目玉であるとの説明は一切、なされませんでした。川崎北部の小児喘息は全国平均よりはるかに高く、ある地区は17%にも及んでいます。これらは車の排気ガスが主な原因と言われており(私は、臨海部の煙突からでる物質の影響はゼロとは言えないと思っている)、臨海部から東京・横浜、全国から東京・横浜を経由して川崎に来る荷物は100%トラックを利用しているので、その何割かでも鉄道にシフトする政策を断行すべきでした。まさに失政としか言いようがありません。

しかし川崎市の予算は全て単年度制なので、各党派が本気で環境都市・川崎を思うのであれば、今からでも鉄道へのシフトを対案として提出すべきだと思います。或いはかつて東京都青島知事が万博中止を唱えて当選したように、3年後の川崎市長選で鉄道へのシフトを唱える候補者を出すしかないのでしょうか。

2011年2月20日日曜日

3月27日(日)の明​治大学でのシンポジュ​ームの案内

明治大学でのシンポジュームの案内のチラシをお送りします。みなさんのグループや職場などでご案内いただければ幸いです。

朴鐘碩と私の発題と、東京外大の岩崎稔さんのコメントに基づいて質疑応答が予定されています。

「多文化共生」を批判する私たちの考えや行動には違った意見をお持ちの方も多いと思います。是非参加してくださり、議論をしませんか。私たちの目的は、意見は違っても一緒にできることは行動に移して協働しあうことですから。

よろしくお願いします。

崔 勝久
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◇◇◇ 明治大学大学院文学研究科 文化継承学Ⅱ主催 2010年度国際シンポジウム ◇◇◇

1970年「日立就職差別闘争」がもたらしたもの
~開かれた地域社会と真の「共闘」を求めて~


講演者:
朴 鐘碩氏(日立就職差別裁判元原告、日立製作所社員、「外国人の差別を許すな・川崎連絡会議」事務局長)

崔 勝久氏(RAIK(在日韓国人問題研究所)元主事、青丘社元理事、「新しい川崎をつくる市民の会」事務局長)

コメンテーター:
岩崎 稔氏
(東京外国語大学教授。哲学、政治思想、カルチュラル・スタディーズ)

日時:2011年3月 27日( 日) 14時~
場所:明治大学 リバティータワー 8階 1083教室


【内容】
現在、学生や労働者たちは戦後最大の就職氷河期という切実な問題に直面し、不安にさらされています。

雇用とは個人の生活そのものに関わる最も重大な問題のひとつですが、就職難はより「周縁化」された人びとに一層深刻な影響をおよぼすことになります。特に日本社会は、国籍を理由に、戦後一貫して在日朝鮮人に門戸を閉ざしてきました。

そのような就職をめぐる日本社会のタブーに対し、かつて一人の在日朝鮮人二世の青年が企業と日本社会に向けて疑義を提した「事件」がありました。1970年に就職採用の取り消しを在日朝鮮人差別であるとして提起したこの裁判闘争は、被告企業である日立製作所の名を冠して、一般に「日立就職差別闘争」と呼ばれています。

裁判は、4年後原告の完全勝訴というかたちで幕を閉じますが、このたたかいは日本人と「在日」市民が共同で取り組んだ画期的なものでした。日立闘争の「勝利」後、裁判をはじめとする支援運動に取り組んできた人たちは、今度は開かれた地域社会や職場を求めて、「日立闘争」の経験をより深化させる試みを続けることになります。

今回は、日立闘争元原告で裁判後日立に就職し、今年定年を迎えられる朴鐘碩氏と、彼と一緒に歩んでこられた崔勝久氏の両氏をお迎えし、当時の時代背景の下「闘争」をとおして彼らが求めたものは何だったのか、そしてその後のお二人のそれぞれの取り組みを、当時の映像を交えて紹介して頂きます。

「多文化共生」があらゆる分野で語られる現在、日本人と在日外国人との真の「共闘」、「課題」は何なのかを考えてみたいと思います。一人でも多くの方の参加をお待ちしています。

【連絡先】 本庄十喜 (明治大学大学院文学研究科所属、明治大学文学部助手)
090-9828-1172、tokitoku10@gmail.com

小森陽一さんの講演内容についての疑問―前向きな問題提起として

金曜日に小森陽一さんの講演を聴きました。「神奈川・横浜の教科書採択が危ない!」という集会です。横浜で何が起こっているのかは、加藤千香子さんの説明を参考にしてください(「横浜市で何が起っているか?―自由社版「つくる会」教科書をめぐって―加藤千香子 」(http://anti-kyosei.blogspot.com/2010/07/blog-post_28.html))。

小森さんは、東大の教授で「九条の会」の事務局長です。小田実、加藤周一亡きあと、会の実質的な責任者であると聞いています。よく準備されたレジュメに沿って、ゆっくりとしかし説得力のある話し方で、前に座っていたご婦人がたは何度も大きく頷いていました。結論は、草の根運動によってナショナリズムを強化しようとする動きに攻勢をかけようという、運動を鼓舞する話で、集まった1000名の人は満足していたと思います。

話の内容は、横浜の教育委員会がいかに前例のない汚ないやり方で「つくる会」系の中学教科書を採用したのか、それを全横浜、神奈川さらに全国展開のモデルケースにしていこうとしているが、その政治的背景は何かを説明したものでした。北朝鮮バッシングでは足りず、尖閣諸島という国民の感情・感覚に訴える領土問題を持ち出し、過去の歴史のごまかしで反民衆・女性、・アジアのナショナリズムを作り出そうとしているというのです。

尖閣諸島問題はまさに菅・小沢の闘いの最中、沖縄の選挙で米軍の移転を求める動きの中で起こり、沖縄返還協定の際にアメリカが沖縄への軍事力維持をねらって「火種」として仕込んでいた尖閣諸島の帰属問題が、クリントン国務長官発言によって「切り札」として使われた、従って尖閣諸島の問題はアメリカの「画策」であり、戦後処理の問題としてある、教科書問題はそのような(政治状況の)流れの中で出るべくして出たものなので、草の根の運動によってその流れを食い止める攻勢をかけなければならない、という趣旨でした。

しかし私にはいくつか小森さんの話に疑問が残ります。1時間では全てを語れないということもあるでしょうが、何点か指摘します。その一、教育委員会の委員長が悪者になっているが、彼を選んだのは中田市長であり、その任命を市議会が了承したということが語られず、「つくる会」系の人間とつるんだ委員長の責任になっています。これはネオリベ系の民主党議員や橋下、河村のような首長が増えたという社会の流れと関係する大きな問題であるはずです。

その二、アメリカのサンフランシスコ平和条約の時から「画策」してクリントンが「切り札」を切ったとされるその発言内容は明らかにされませんでした。帰ってネットで調べてみると、日本のマスコミはこぞって「日米外相会談でクリントン米国務長官が尖閣諸島は日米安全保障条約の適用対象であることを表明した」と伝えています。しかしこれだと、アメリカは日本サイドに立ち、中国に警告を与えたということになります。しかし一方、クリントンはそのような言質を与えなかったという説もあり、アメリカの政府高官は「日本と中国の領土問題には、アメリカは中立を守り、介入しない、両国の大人の対応を期待する」と正式にコメントしています。私にはその後の北方領土についての菅発言を見ても、尖閣諸島問題は日本政府の主導のように思えます。クリントンが出した「切り札」とは何だったのでしょうか。

その三、小森さんは戦後処理の問題として尖閣諸島を位置つけますが、これはそもそも明治以来の日本の植民地支配の問題なのではないでしょうか。私には小森さんは、闘う民衆(国民)は被害者であって、アメリカの傘下でナショナリズムの復権を願う支配者が問題であると二項対立的に捉え、その動きが教科書問題と連動しているので、教科書問題を草の根レベルで闘う必要があると主張しているように思えます。しかし植民地主義歴史観というものはまさに支配した側、された側の両方の民衆の中で生き続けてきたと見るのが、ポストコロニアリズム的な考えではなかったでしょうか。

その四、どうも「九条の会」の人と話をしていると自らに巣くう植民地主義、或いは加害者として存在する日本人、という認識が希薄なように感じます。また九条を守る(それ自体は正しいが)平和運動が、足下の地域の問題を取り上げるというよりは、集会などによって仲間を増やすという方向に向かっているような印象を受けます。例えば、川崎の市長が「いざと言う時に戦争に行かない外国人は『準会員』」(これは、日本人は戦争に行くということを語っている)という発言に関しても、ほとんどの人が関心を示さず、ましてや抗議しようともしません。外国人公務員の差別制度や、戦後の「在日」に対する差別・抑圧の根幹になった「当然の法理」関しても無関心です(「『立法の中枢 知られざる官庁 内閣法制局』を読んで、「当然の法理」again 」参照。http://t.co/7I8tZY6)。平和運動は幅広く、地域の問題と直結していると自覚し、多くの他の運動体との協働がなければ、あるいはそのつながりを求める思想的な営みをしないと、運動は広がらないと思われます(事実、1000名の集会においても若い人はほとんど見られませんでした)。私は、小森さん自身が自覚的にこのような問題を取り上げ、提起すべきだと考えます。

その五、教科書採択問題の背景として小森さんは時事的な問題を取り上げ説明しますが、もっと身近な問題、例えば外国人労働者が増えることや海外への経済進出は新たな植民地主義の問題と捉えるべきで、その国家戦略のためには、過去の植民地支配の全否定ではなく、やり方に問題があったが、根本的には正しかったという国民的なコンセンサスが必要なのでしょう、それが「多文化共生」のイデオロギーであり、「つくる会」系の教科書採択に結びついているのではないでしょうか。小森さんにはこのような視点がまったく見ることができませんでした(「「国体」「皇国史観」って過去の遺物なんでしょうか。」参照。http://anti-kyosei.blogspot.com/2011/02/blog-post_04.html)。

私の指摘を組織批判と捉えず、仲間からの前向きな問題提起と理解していただけることを願います。

2011年2月17日木曜日

非正規労働者の裁判闘争と、横浜人活事件と国鉄闘​争ー不条理に泣く人に​幸あれ、イエスの「9​9匹と1匹」の羊の譬​えを想う

200名の自殺者を出し、戦後最大の組合つぶしと言われた国鉄闘争。「国鉄」といってももう知らない人が多いかも知れませせんね。国鉄の「分割・民営化」(佐高信は、「分割・会社化にすべきだと言ってますが)を掲げた中曽根によって国鉄は潰され、JRが誕生しました。

国鉄を解雇された国労1047名の最終和解の「終結」がいよいよ目前になっています。15名が「政治和解」のサインを拒み、裁判を継続するとのこと。政治和解と言っても、20年以上の闘争をしてきたのに、たかだか、2200万円(これを高い、もらい過ぎと言う者がいるとのこと、呆れますね)のはした金で、しかも「職場復帰」に関しては政府は一切言質を与えていないとこと。この「職場復帰」の内容が来月一杯で明らかにされるとのことです。

15名の内、国労の2名の当該は、当局の課長へのでっち上げの暴力事件(横浜人活事件)で停職処分であったという理由で、JR採用を拒まれ裁判を続けています。懲戒免職となった5名は職場復帰を果たしたのに、どうして自分たちだけがという不条理に対する怒りは収まらないことでしょう。その当該の一人のアピールを直接聴きました。その集会のチラシを添付資料にしておきます。

「政治和解」を承諾しない人は当局からも、運動側からも見捨てられた人です。私は聖書にあるイエスの「99匹と1匹」の羊の譬を思い出しました。「政治和解」に応じない人たちの中でもいろんな立場、主張があるのでしょう。しかしその中でも上記の、「でっち上げ」ということが明らかになったのに、「停職処分」を受けたということでJRに採用されなかった人の怒りは当然と言えば、当然のことです。組合側の「暴力」を暴くということで当局が裁判所に提出したテープの裏側に、当局が「でっち上げ」を陰謀する内容が録音されていたという、なんともしまらない話も明らかにされました。

その集会では、NPOが経営する外国人に対する日本語講座と日本語教師養成講座を業務とする「教育情報研究所」が偽装倒産をし、東京地裁で「解雇は無効、解雇権の濫用」という判決を勝ち取ったのに、お金をとれないで闘いを続けている丹羽さんのアピールも聴きました(添付資料参照http://wewin.blog47.rc2.com/blog-category-1.html)。その会社は「偽装倒産」を繰り返し、被害者との「和解」に応じて和解金を支払う約束までしながら、お金がないとのことで約束を履行しないそうです。それでも民事ではどうしようもないとのことでした。

彼女は年収200万円にも満たないと言いながら、自分よりはるかに条件のいい日航や大手組合の闘いに健気にも協力しようという姿勢をもっていました。非正規社員の闘いは悲惨です。裁判の傍聴に来てくれる人も段々と少なくなっているとのことです。公務員や大手企業の組合は、今では老若男女を問わず苦境にある非正規労働者を無視してきた過去、現在の責任を感じているのでしょうか?

この問題は急に出てきたものではありません。外国人と女性の非正規労働者が解雇されていたときには問題になっていなかったのに、働き手の男の解雇が表面化してから大きく取り上げられるようになりました。上野千鶴子のこの指摘は正しいと思います。私は日本社会のこの不条理がまかり通るようになったのは、戦争責任、植民地支配の責任を一切取らなかったことが根底にあると見る、野田正彰の慧眼に驚きます(野田正彰『戦争と罪責』(岩波書店))。みなさんはどのように思われますか。

孤独な中で闘いを続ける、いと「弱き人」に幸いあれ。応援します。


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崔 勝久
SK Choi

これまでの書評をまとめました

ここ数年の間にブログで書評したものを紹介します。関心のある方は参考にしていただければ幸いです。


1)「「国体」「皇国史観」って過去の遺物なんでしょうか。」
http://t.co/3riw1pa
長谷川亮一『『皇国史観』という問題―十五年戦争における文部省の修史事業と思想統制政策』(白澤社、2008)

2)「近藤誠『成人病の真実』のお薦めーこれは絶対です!」
http://t.co/xv5Sufd
近藤誠『成人病の真実』(文芸文庫)

3)「近藤誠は生きていた!-「がんもどき」理論の最終見解について 」
http://t.co/r10sqrX
近藤誠『あなたの癌は、がんもどき』(梧桐書院、2011)

4)「自由主義経済学を根底的に批判する本を読んで 」
http://t.co/IR6rXF4
Ha-Joon Chang『世界経済を破綻させる23の嘘』(徳間書店、原題は「23 things they do not tell you about capitalism」2010)
斎藤貴夫『経済学は人間を幸せにできるのか』(平凡社)

5)「こんなに共鳴した本はありません、文京洙『在日朝鮮人問題の起源』 」
http://t.co/hNWXYTN
文京洙『在日朝鮮人問題の起源』(クレイン、2007)
金侖貞『多文化共生教育とアイデンティティ』(明石書店、2007)、
広田康生「アジア都市川崎の多文化・多民族経験」(宇都榮子編著『周辺メトロポリスの位置と変容』(専修大学出版局、2010)
西川長夫『<新>植民地主義論 グローバル化時代の植民地主義を問う』(平凡社)

6)「田中宏著『在日外国人 新版―法の壁、心の壁』を読んで 」
http://t.co/JHvM1Bc
田中宏『在日外国人 新版―法の壁、心の壁』(岩波新書)
佐藤勝己の『在日韓国・朝鮮人に問うー緊張から和解への構想』(亜紀書房)
田中宏、板垣竜太編『日韓新たな始まりのために 20章』(岩波書店)

7)「朝鮮王妃閔妃(ミンビ)の暗殺の真意って知ってます?」
http://t.co/f1sICCx
金文子『朝鮮王妃殺害と日本人―誰が仕組んで、誰が実行したのか』(高文研、2009)
中塚明『現代日本の歴史認識―その自覚せざる欠陥を問う』(高文研、2007)
角田房子『閔妃暗殺―朝鮮王朝末期の国母』(新潮文庫 1988)

8)「中塚明著『現代日本の歴史認識―その自覚せざる欠落を問う』を読んで 」
http://t.co/yJW2QJs
中塚明『現代日本の歴史認識―その自覚せざる欠陥を問う』(高文研、2007)

9)「『立法の中枢 知られざる官庁 内閣法制局』を読んで、「当然の法理」again 」
http://t.co/7I8tZY6
西川伸一『立法の中枢 知られざる官庁 内閣法制局』(五月書房、2000)

10)「『経済学は人間を幸せにできるのか』の斎藤貴男は大丈夫か?」
http://t.co/PluUZHZ
斎藤貴男の『経済学は人間を幸せにできるのか』(平凡社)

11)「『鉄条網に咲いたツルバラ』を読んでー朴鐘碩 」
http://t.co/axCk6sO
朴敏那(パク・ミンナ) 『鉄条網に咲いたツルバラ』(同時代社、2007)

12)「『イエスの現場―苦しみの共有』を読んで 」
http://t.co/k3jnin7
滝澤武人『イエスの現場―苦しみの共有』(世界思想社)
滝澤武人『福音書作家マルコの思想』
田川建三『批判的主体の形成』(洋泉社)

13)「学問は未来を切り開くのか、現実の後追いなのかー「川崎都市白書」を読んで 」
http://t.co/VL4zOFm
専修大学『平成20年度 川崎都市白書』(専修大学出版局)

14)「「地域再生」と「在日」ーエクソドスはもういらない 」
http://t.co/ieK6eGk
神野直彦『人間回復の経済学』(岩波新書)
篠原義仁編著『よみがえれ 青い空―川崎公害裁判からまちづくりへ』(花伝社)
テッサ・モーリス・スズキ『北朝鮮へのエクスドス』(岩波書店)

15)「『地域再生の条件』(本間義人 岩波新書)を読んでー住民が主役ということ 」
http://t.co/MDh4qxt
本間義人『地域再生の条件』(岩波新書)
永井進編『環境再生―川崎から公害地域の再生を考える』(有斐閣)

16)「いい本に出会いました、「地域再生」の歩みの参考に
http://t.co/vwZWkot
永井進編『環境再生―川崎から公害地域の再生を考える』(有斐閣)

17)「中村政則氏の『『坂の上の雲』と司馬史観』(岩波書店)を読んで 」
http://t.co/z1Rsycj
中村政則『『坂の上の雲』と司馬史観』(岩波書店)

18)「客観的な学問ってあるのかしらーノンフィクションを読んで 」
http://t.co/7T26P4k
ニナ・バ―リー『神々の捏造―イエスの弟をめぐる「世紀の事件』』(東京書籍)

19)「新たな出立―荒野に向かって」
http://t.co/YzveJUP
関根正雄『古代イスラエルの思想―旧約の予言者たち』(講談社文庫)

20)「『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を読んで
http://t.co/BfT5lcl
加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)

21)「『21世紀を生き抜くためのブックガイド』「新自由主義とナショナリズムに抗して」より 」
http://t.co/DzptuaG
岩崎稔・本橋徹也編『21世紀を生き抜くためのガイドブック』(河出書房新社)
加藤千香子・崔勝久共編『日本における多文化共生とは何かー在日の経験から』(新曜社)

22)「『グローバリゼーションと植民地主義』(西川長夫編著)を読んでー朴鐘碩、日立の現場から 」
http://t.co/eCkM20Y
西川長夫・高橋秀寿編『グローバリゼーションと植民地主義』(人文書院、2009)

23)連休閑話―暇つぶしに読んだ本、河村たかし伝
http://t.co/x9pkjgd
河村たかし『おい河村、おみゃあ、いつになったら総理になるんだ』(KKロングセラーズ)

24)西川長夫論文「グローバル化に伴う植民地主義とナショナリズム」を読んで
http://t.co/tJdeYow
西川長夫「グローバル化に伴う植民地主義とナショナリズム」『言語文化研究』(20巻
3号、立命館大学 国際言語文化研究所)

25)「ハンナ・アーレントに触れて」
http://t.co/Aa1nuqS
ハンナ・アーレント『人間の条件』『革命について』

26)「二宮厚美著『格差社会の克服ーさらば新自由主義』の紹介 」
http://t.co/yS5caSD
二宮厚美『格差社会の克服―さらば新自由主義』(山吹書店)

27)「植民地主義の克服と「多文化共生」、を読んで 」
http://t.co/AncFrz2
藤岡美恵子編『制裁論を超えて』(新評論、2007)

28)「『北朝鮮へのエクソダス』を読んで
http://t.co/nzmXRqe
テッサ・モーリス・スズキ『北朝鮮へのエクソダス』(岩波書店)

29)「「共生」の問題点を探る-『在日外国人の住民自治 川崎と京都から考える』を読んで」
(その1)―朴鐘碩  http://t.co/OOqfE30
(その2)―朴鐘碩  http://t.co/cYHvJlm
(その3)―朴鐘碩 http://t.co/3nj8Spu
在日朝鮮人の生活と住民自治研究会『在日外国人の住民自治 川崎と京都から考える』(富阪キリスト教センター、2007)
金侖貞『多文化共生とアイデンティティ』(明石書店、2007)

30)「親愛なる後輩のEさんへー朴一著『<在日>という生き方を』読んで 」
http://t.co/OHQEr5p
朴一『<在日>という生き方』(講談社)

31)「朴裕河著『和解のためにー教科書・慰安婦・靖国・独島』を読んで思うこと 」
http://t.co/bFAoo8n
朴裕河『和解のためにー教科書・慰安婦・靖国・独島』(平凡社)
李建志『朝鮮近代文学とナショナリズムー「抵抗のナショナリズム」批判』(作品社)

32)「新たな地平を切り開こうとする比較文学の学者、李建志に期待する 」
http://t.co/Cuhaiw0
李建志『朝鮮近代文学とナショナリズムー「抵抗のナショナリズム」批判』(作品社)

2011年2月16日水曜日

ブログで何がよく読まれたのか、初めて知りました

Twitterをやり始めたら、忙しくって、忙しくって(笑い)。もう大体様子がわかったので、いい加減にしたいと思います。ついでにfacebookにも顔をだし、どんなものかわかりました。なんとそこにはHKの孫の名前があり、私がよく知る人の名前が沢山ありました。驚きです。

Twitterをやって、Googleのブログとつなげるといいなと思い、そのようなことが可能であることもわかり、早速実行しました。私はブログで初めて、「統計」を知り、そこに入ってどのような内容がよく読まれているのか知りました。今後の参考にします。またみなさんにもお知らせして、お読みになっていないものに目を通していただければと、以下、整理してみました。こんなに読まれているとは自分でも驚きです。謝謝!

★「近藤誠は生きていた!-「がんもどき」理論の最終見解について」 http://t.co/r10sqrX
私のブログで一番関心を引いたものらしく、今更ながら、紹介します。

★ついでにべスト2-5位を紹介します。
2位「朝鮮王妃閔妃(ミンビ)の暗殺の真意って知ってます?」http://t.co/eZ7nZut、
3位「「国体」「皇国史観」って過去の遺物なんでしょうか」http://t.co/3riw1pa

★続き、4位「「当事者主権」とは何か」http://t.co/3hUWXlX、
5位「名古屋の「地域委員会」でも、国籍条項」 http://t.co/g1WGwzb、
以上、ベスト5でした。

★★★大体、私の傾向はお分かりいただいたと思います。多岐にわたっていますが、今一番力をいれているのは、「 川崎の港湾・臨海部を考えるー(1)基本的な視点の提示」 http://t.co/mjVqXzY です。感想をお願いします。

その他によく読まれたものを紹介します。
・「伊藤成彦さんの論文「北朝鮮の人工衛星発射をめぐる政府・マスコミの狂態」http://t.co/WfjXvNf
・ 「私はどうして「共生」批判をするのかー朴鐘碩(その1)」 http://t.co/wAAPqiJ
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