2009年8月4日火曜日

市との交渉に参加してーひどいものでした!

昨日、南高校跡地の解体工事の過程でアスベストが発生した問題で、住民関係者(25名ほど)と、市の環境局・教育委員会・健康福祉局課長たちとの交渉に参加しました。南高校跡地の問題がどのようなものかは、この間ずっと運動を続けてこられた渡辺さんのブログを参照ください。
http://www.owat.net/rinkaibu-mirai/rinkaiblog.html

川崎市は県立南高校の跡地を神奈川知事にURへの売却を依頼し、当初福祉関係に使用すると公にしていたのに、都市計画で大型ショッピングセンターに使用するしかない形の条例を作りました。県がURへの売却のために校舎を解体し始めたところ、アスベストの問題が発生したのです。

昨日の交渉では結論から言うと、これまでアスベストの存在を否定してきた市側が初めて、東小田小学校校庭での調査を約束しました。ひどいもんです。県がアスベストはないと言っているんだからない、
校舎の跡地で県が調査してなかったんだから、近隣の小学校の校庭でもアスベストはないはずだ、というのですから。

では運動側がアスベストの専門機関に調べてもらって小学校校庭で見つけたアスベストはどうするんだ? 市民の調査は信用できないということなのか?

その調査方法はアナログで信用できないとの主張です。公定法というデジタル機械を使った結果(方法論)だけを信じ、それ以外の方法はたとえアスベストの存在があったと主張しても認めないというのです。

というわけで、次回の交渉(7日の13時、第二庁舎)には参加できる人は是非、来てください。地域住民の意向を無視して都市計画を進めようとするあまり、アスベスト公害が起こるかもしれないという住民の訴えに全く耳を貸さず、県に責任転嫁している地域住民のためには一切動こうとしない実態が明らかになるでしょう。

ここには大手デベロッパーは地域用途で認められれば、確認申請さえすれば何をしてもいいという、日本の都市計画の実態と、アスベスト公害の予防に全力を尽くさず、県やUR、大手デベロッパーの顔をみる川崎市の街作りの姿勢が浮かび上がってきます。これが阿部現市長が推進してきた街作りなのです。

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