2010年2月28日日曜日

国連人種差別撤廃委員会に参加してーイギリスより

ロンドンのぺ・ジウォンから望月さんへのメールを望月さんが公開されたので、朝鮮学校の件で国連人種差別撤廃委員会に参加した彼女の経験は貴重だと判断し、私のHPでも公開させていただきます。日本のメディアでは報道されませんでしたが、実際の国連での会議では、「在日の人権状況に関しても教育、雇用、年金、参政権などのことが幅広く取り上げられた」とのことです。

崔 勝久

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望月様


ご無沙汰しております。イギリスのペジウォンです。お元気でしょうか。メール新聞はいつも拝見させていただいております。本当にありがとうございます。

実は、私は24,5日の国連人種差別撤廃委員会に参加してきました。前田先生のブログにあるよう、各委員から厳しい批判と指摘があったように思われます。とても充実した内容の会議であったように思います。在日の人権状況に関しても教育、雇用、年金、参政権などのことが幅広く取り上げられました。8年ぶりの日本政府
審査でしたので、新しい委員たちもいて、それほど詳しいわけではなく、日本のNGO側の情報提供とくに、現場でのご説明やブリーフィング会などを開きました。しかし、彼らは専門家であるだけに、すぐ人権侵害、国際条約違反な事柄であることを見抜きました。

韓国での市民運動というのは国連関連の運動はあまりしていないので、個人的にはとてもいい経験でした。日本が方々は国連や国際世論をより活用していく必要があるように考えます。もちろん、イシューの性質によって違うのですが、これから国連を十分活かす必要があるかもしれません。個人的にはより組織的に国際社会への要請活動を取り組む方法などについて考えてみなければと思いました。

ともかく、日本のマスコミが国連での懸念を日本内に報道しているようで、少しでも効果があってほしいものですが…。

要請などもあり、韓国でもマスコミに記事を載せていく予定です。KINなどからも緊急声明書を出しました。

簡単な感想ですが、読んでいただきありがとうございました。それでは、また。


ペジウォン

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