2007年9月14日金曜日

上野千鶴子さんの基調報告をどう捉えるか

7・15「共生」を考える研究会―上野千鶴子さんを迎えて
に参加くださった皆様方へ

暑中お見舞い申し上げます。
毎日、暑い日が続きますが、みなさまはいかがお過ごしですか。

別紙の「お知らせ」にあるように、上野千鶴子さんの基調報告を受けて、「共生」
を考える研究集会実行委員会の拡大事務局会議を開催いたします。
まず、今後の研究集会のあり方を決める前に、前回の上野さんの基調報告の背景、その意味性をしっかりととらえ直し、それをどのように考えればいいのかということを議論する必要があると私たちは判断いたしました。
加藤千香子教授、朴鐘碩、崔勝久3人の発題を予定しています。
8月25日(土)に決定しましたので、「共生」についてもっと深くとらえ直したいと考えていらっしゃる方は是非、御参加いただきたいと願っております。
夏休みのご予定があると思いますが、事前に調整いただければ幸いです。

今回の参議院選挙での自民党の大敗を受け、これまでの一挙に憲法改悪に進む右傾化の動きがちょっと鈍りそうですが、まったく油断はできないと思われます。「共生」の問題は、そもそも国民国家とは何か、外国籍住民が増える中で、
まず当事者である外国人住民はどのような考えで何をしていくのか、その方向性において日本人住民とどのような闘いを組めるのか、ということを視野においたものなので、まずじっくりと「共生」問題を、実践を視野に入れ考えていきたいと思っています。この「当事者主権」が明確でないところで、外国人のために行政として、あるいはNPOとして何かをやるべきだという主張は本質的にパターナリズムによるもので注意を要すると思われます。川崎市の外国人市民代表者会議の本質をパターナリズムと喝破した上野さんの指摘をしっかりと受けとめたいと考えています。

それではまたお目にかかり一緒に討議できることを楽しみにしております。

2007年8月8日

「共生」を考える研究集会実行委員会事務局
川崎市川崎区田島町9-18 田島聖書塾気付
TEL 044-599-1447 FAX 044-599-0609
Eメール:kawarenraku40@hotmail.com

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