2009年1月1日木曜日

明けましておめでとうございます。今年の課題です

みなさん、あけましておめでとうございます。

昨年は体調はすぐれなかったのですが、大きな展望を見出した1年でした。
今年はその具体化を目指して淡々と歩みたいと願っております。
本年もよろしくお願いします。

昨年最後に読んだのが、『公共性』(斎藤純一、岩波書店)と『勝間和代の日本を変えよう』(勝間和代、毎日新聞社)でした。前者は、私たちが求めてきた「開かれた地域社会」という考え方が歴史的にも求められているというをこと知らせてくれました。後者では、日本社会の変革ということが大きな流れになり、それを一人一人が主張する世の中になりつつあるということを感じました。勝間和代が注目されるのはそのためなのでしょう。彼女は「マイノリティの大逆襲」と「戦後システムの更新」を予言・主張します。

今年は、川崎市の市長選があり、私は歴史の大きな流れを実感しつつ、「在日」としてこの40年求めてきたことを具体化したいと願っています。私は「在日」の権利の主張ではなく、「住民自治」というキーワードにたどり着きました。住民が一人一人自分の問題を責任をもって担い、実行していく仕組みが作られる中で日本社会は変革され、「在日」もまた地域住民として参加していくことが可能になると考えるに至りました。

私たちの主張に賛同する市長立候補者であれば、当選すれば当然のこととして、公務員の国籍条項は撤廃することでしょう。ネオ・リベラリズム(市場中心主義)下の弱者である女性、青年、高齢者に目を留めた政策を立て、戦後60年のシステムを更新する「住民自治」の仕組みを提案するでしょう。最低賃金、同一労働同一賃金制度に関しても具体的な提案をしていくでしょうし、保育園や学童保育の充実によって働く女性を支援するに違いありません。

ということで、夢は広がります。この夢は、国民国家の枠に留まらず、住民が国籍に関わらず一人一人自分の生き方を求める世の中にしていく歴史的な課題なのでしょう。この歴史的な課題に参加していくことに大きな喜びを感じます。

みなさんもこの一年、健康でお過ごしください。みなさんのご活躍を祈念いたします。


崔 勝久
SK Choi

skchoi777@gmail.com
携帯:090-4067-9352

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