2011年3月19日土曜日

呼びかけ:今日本で流布している差別的・排外主義的言辞についてTwitter社の見解を求めて下さい。

結論から。私は、排外主義的な言質、デマをまき散らす人を今回は社会的に許してはいけないと考えます。それは地震と津波による悲惨な状況から立ち上がるには、今までとは違う、あるべき社会を目指したものにしたいからです。それは決して簡単なことではないでしょう。既得権を願う者は、これまでの価値観をそのまま持って壊された地域社会建設に関わりたがるでしょう。中央政府とのパイプや、政治家のコネで今まで通りのやり方で、元の「おらが先生」を前に立てた従来の政治手法、政治の仕組に固執すると考えられます。

しかし原発事故でわかったことは多くあります。「想定外」の自然災害でこのような「人災」を起こすことはもう、世界が認めず、なによりも被害にあった地域住民が許さないはずです。地域住民とは誰か、それはその地域に住む、外国人を含んだ全ての人のことです。

今回、被災地で中国の研修生を助け自ら命を落とした日本人がいました。韓国の救助隊は圧倒的多くの住民の尊敬と支持を受けました。全世界の人が日本の救済のために手を指しのばしています。こんな例が今までありましたか。敗戦時のアメリカの援助とは全く質が異なります。これから住民は、「生き延びる」ために、「住民主権に基づく地方自治」を具体化し、内発的な産業を含め新たな地域社会を作っていかなければならないのです。

それなのに、デマを拡げ、中国人や朝鮮人の強盗によって「治安が悪化した」、国籍や民族を超えて「協働」しようと呼びかければ、「じゃかあしい、日本から出て行け」という暴言を吐くのです。これを黙認することは、新しい地域社会を建設するのに致命的な障害になるでしょう。

とまず私の意見を述べた上で、今日送られてきた反応をお知らせします。

まず、「御本人」から。
★Twitterに見解を求めるとしたことに対して:「いちいち取り合わねえよ、バーカ!とっとと日本から出ていけ!」
★この悲惨な情況を前にして「協働」しようという私の提案に対して:「嫌だね。」
★「ワシのところにも「よう言った!」「朝鮮人を日本から叩き出せ!」という激励のメールが来ました!」

他の「つぶやき」を紹介します。
★「日本人として恥ずかしいです」
★金明秀教授は、「ふむ・・・。」とため息
★「Twitter社の答えが聞きたいですね。」
★アメリカからは、「もしツイッタ-社にあてて、まとめた手紙を書くということであれば、そのお手伝いもさせてください。」

Twitterをしている人にお願いです。
日本、韓国、アメリカ、中国のみならず、各国でTwitter社に次の2点についての見解を求めてくれませんか。
1.悲惨な状況の中で、中国人・朝鮮人が「強盗」を行い「治安が悪化した」というようなデマを貴社は容認するのですか、黙認するのですか、内部で検討し早急に回答を願います。
2.「じゃかあしい!日本から出ていけクソ朝鮮人!! 」Twitter社はこのような差別発言を許すのですか、見解を求めます。

Twitter社は個人の情報を守るという建前で差別的な「つぶやき」を抹消しないかもしれません。しかしそれでは、日本においてTwitterを通してこのような差別・排外主義的発言が流布していることに対してどのように思うのか、それへの責任は感じないのか、Twitter社の見解を引き出していただきたいと願います。

そのことによって差別的・排外主義的な「つぶやき」は許さないという、社会的なコンセンサスを作ろうではありませんか。このコンセンサスは、新しい地域社会を構築していくに際しての最も基本的な理念になりと確信します。

崔 勝久
ブログ:http://anti-kyosei.blogspot.com/
Email: skchoi777@gmail.com

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